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映画「ポンペイ」もしかしたら [映画]

映画「ポンペイ」見ました。
これはもう……スペクタクル娯楽長大作と見せかけて、厨二が考えたような映画かも。
例によって激しくネタバレです。そして、申し訳ないけど批判的な事を書いていますので
もし映画を見ようとしている人がこれを見かけたら、読まない方が良いです。

しょっぱなから疑問です。石化した人型が映し出される導入部分。あれ?と思いました。
ポンペイの町は、言わずと知れた世界遺産の遺跡。中でも溶岩に石膏を流し込んで、なくなった人の姿を再現した者は有名。石膏を流し込んで作ったものなので、それのある場所は限られています。映画ではあたかも自然に石と化したような描かれ方。

あと火山の噴火による死者は約2000人と言われています。多くはローマなどに逃れています。犠牲者はポンペイにとどまらざるを得なかった人達と言われています。家に財産があり、火事場泥棒を恐れていたなどです。また、大きな地震がその前にあったとき、被害が少なかったので、今回も大丈夫とたかをくくった人もいたらしい。映画ではいきなり噴火に襲われて、逃げる間もなかった様に描かれています。

また、剣闘士たちが奴隷として狭い牢につながれているシーン、あれも疑問です。
ローマ人は侵略するくせに、従った人達に割と自由を与えていました。特に技能職には厚遇を与えて、財を成した奴隷は自由を買う事も出来ました。剣闘士も、スター選手となれば家を与えられ、結婚するものもいました。あまつさえ女性闘士もいたという説がナショナルジオグラフィック誌で紹介されていました。また、死ぬまで殺し合うというのもなく、訓練して手塩にかけた戦士なので、死ぬ前に試合を終わらせる事もしばしば。引退後の剣闘士は後輩の育成の為に訓練士としてそのまま残るものもいました。遺跡からは主人と奴隷の遺体が同じ場所で見つかったりもしていますが、地下で損傷の少ない遺体が発見されたのを調査しても奴隷も主人も同じものを食べていたと言います。もっとも剣闘士に関しては、一般市民が小麦を食べていたのに比べ、筋肉をつけると言われていた大麦を食べていたという説もあります。映画の中では大麦らしきものを食べていたので、この辺は設定してるんだ。

そんな疑問満載で、ふと思ったのは……
もしかしたら石膏像で親が子供をかばったり、寄り添って死んでいた人達の姿を見て「恋人達の姿が永遠に残ったらどうだろう」なんて考えたのでは……。そしていかにして恋人達が、この場所でこんな姿になったのか、それを物語にしようと考えた脚本なんでは?なんてね。それなら肉付けしていくのが悲惨な境遇とか、悪辣な政治家とか、死すべき定めの戦士とか…考えちゃわない?
その他ポンペイを描いた映画ならば、全てが灰に化す時、富も名誉もむなしいものだ、なんてテーマだったりするわけですよそういう教訓的要素が皆無だったのには驚いた。
まあ、あくまでこれは私の勝手な思い込みなので、本当の所は分かりません。でも、安易に人が死にまくる映画、そこに一つの希望も無くっていうのが、私のような昭和の生まれの、映画は美しく楽しませてくれるものと思ってる人間には辛かったんですよ。

され、次は確実に生き残る人がいるノアを見ようっと。
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