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UTalk「バイオインフォマティクスって何? - 生命とコンピ ュータの出会い」に行って来ました [日記]

サイエンスカフェのポータルサイトで、こんなイベントがあると知って申し込みました

UTalk: バイオインフォマティクスって何? - 生命とコンピ ュータの出会い
「情報」をキーワードに「生物」とは何か、
「生命」とは何かを考えておられる、岩崎渉さん(新領域創成科学研究科・助教)
にお話を伺います。

最初にバイオインフォマティクスという言葉を聞いた時、最初に思い浮かんだのは
グレッグ・イーガンのSF「ディアスポラ」でした。


ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)


なにせバイオインフォマティクス=生命情報科学 ですよ。生体ロボットを作るとは思えないけれど、コンピューター内で生命を作る話かそのシミュレーションとか思っちゃいません?ああもうそこまで行ってたんだと勝手に想像してしまったのです。もしくはJ.P.ホーガンの世界かしら?SF好きの性(笑)

東大としても30年ぶりの学部新設と言うから、まだ混沌とした海にこぎ出したばかりと言った感じでしょうか。

馴染みのない分野のせいか、参加者で「この分野はこうあるべき」的な意見を言う人が多かったのが新鮮でした。私もそれは理解できないでもないです。生命をどこまでデータとして扱えるのか、それを今後どう言った形で利用できるのか、それによって考えられるリスクはあるか……など、不安要素があるからですね。でも、お話を聞く限り、それは言わずもがなだし、岩崎氏の研究テーマからはそこまでの心配は必要ないような気もしましたよ。まずちゃんと説明を聞いてからディスカッションしたかったという感もあります。他のサイエンスカフェだと、もう少しみんな説明を聞いてから質問するんだけれど、最初っから意見と質問と要望が飛び交うという…もしかしてみなさん常連?

閑話休題。
このイベントはいくつかの数字をキーワードに話を進めて行かれました。
例えば
●30億文字。
これはヒトゲノムには遺伝暗号の文字に相当する塩基が30億個だということ。朝刊で言うと55年分。しかしながらこの文字数はわずか(?)1ギガバイトに相当するという。
CDには入らないけどDVDなら3〜4名分の情報が入っちゃうんだって。
ある意味ものすごく簡潔な素晴らしいプログラムですね。
●2000万報
net上で出ている生物学の論文の数。年に75万報もの論文が発表される。
これで同じ論文テーマがかち合ったりしないのか不思議。
●1198
今や1000以上のゲノム情報が解析が終わり、私たちもnet上で見ることが出来るそうだ。

色々な生物のゲノム情報を比べると、コアとなる部分は似ているのだそうだ。
ほんのわずかな差が私たち人類とチンパンジーなどとを分かつのだ。
地球が37億年かけて形作ったその進化のプロセスを、いつの時点でどんな変更や追加があったかで知ることが出来る。

このような数字を見ても、とにかく情報の多さを感じる。とても人の手では全てを把握することは出来ない。そこでこの膨大なデータをコンピューターで処理することが必要不可欠となるのね。

じゃあこの分野の人たちはコンピューターとだけお友達になっていればよいのかというとそうでもないらしい。コンピューターでのシミュレーションと実験結果が果たして同じになるか、実証せねばならない。(この分野の悩みは目下の所、生物と情報の両方の知識が必要になるための人材不足だそうだ。)

最後に
生物学は例えば物理学のような定理とかいったような普遍的な法則がないが、今後はどうなるのか、といった意見が出た。それに対しての岩崎先生の答えが印象に残った。
生物学は物理学とは目指す所がちがう。と。
同じ方法でない戦い方を考えねばならないといった言葉に、この分野のパイオニアたる自負と決意が見えたようで、頼もしく思えました。



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